「浮き指」は立っているか歩いている際に足の指が地面や靴底に接地せず
接地していても指先に力を入れて踏ん張れない状態を指します。
同様に、「指上げ歩行」は足指で地面を押さないで歩く現象で
いわゆる「ペタペタ歩き」や「アヒル歩き」とも呼ばれています。
人間の身体は通常、踵、足指の付け根、足指の3点が地面に接し
足指を使って踏ん張ることで正常なバランスが維持されます。
しかし、外反母趾や爪のトラブルを抱えたり、腰痛や膝関節痛を患っている人々は
浮き指や指上げ歩行に陥り、踵と足指の付け根の2点しか地面に接触しておらず
足指を適切に使用していないことが多いことが知られています。
「外反母趾」や「内反小指」は外見から分かりやすいが
「浮き指」は上から見ただけではわからず、その特徴として自覚がないことが挙げられます。
多くの人々が腰痛や膝関節痛の原因が足裏にあることに気づいていないのが現状です。
浮き指は2点歩行であり、これが続くと重心が踵に偏り不安定な状態に陥ります。
チェック方法として、平らな床で立ち、他者に薄いものを足の指の下に差し込んでもらい
抵抗なく足の指の下に入っていくようであれば、浮き指の可能性が高いとされています。
浮き指や指上げ歩行の要因として、幼児期の生活習慣が大きく影響し
「あまり歩いていなかった」や「サイズが合っていない靴を履いていた」
などの経験が挙げられます。
特に大きめの靴や脱げやすい靴を履くことで、足が靴の中で滑り
浮き指につながる可能性が高まります。
浮き指を長期間放置すると、姿勢の悪化が起こります。
足裏の面積が小さくなり、足指で踏ん張ることが難しくなり
バランス感覚に異常が生じます。
これにより、体に余分な力がかかり
慢性的な肩こりや腰痛が引き起こされる可能性があります。
他にも、靴の中で指が浮くことでタコができたり
足指の付け根の神経が圧迫され
「モートン病」などの深刻な神経疾患が発生することも考えられます。
改善方法として、正しい靴の選択や後ろ足に体重を残すような歩行意識が挙げられます。
また、ホームケアとして足裏や足の甲の筋肉を柔らかくし
足指を使ったエクササイズやストレッチが有効です。
特に、足指ジャンケンやタオルギャザーエクササイズを行うことで
足裏の筋肉を効果的に鍛え、浮き指や指上げ歩行を改善できます。
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