子どもの指が曲がってる？

こんな経験をされていないでしょうか？

これ、もしかするとカーリートゥ（巻き指）と呼ばれる指の変形かもしれません。

そこで今回は

1,カーリートゥとは？
2,カーリートゥの原因
3,カーリートゥの症状
4,カーリートゥとは？
5,カーリートゥの改善方法
について解説していきます。

【カーリートゥとは？】

カーリーとは「巻き毛の」とか「丸まった」とか「ねじれた」といった意味があります。

トゥーは「つま先」なので、カーリートゥは「丸まったつま先」

カーリートゥは足指の腹が内側を向いて少し曲がっている状態

「内側を向く」のは、指の足裏側が内側を向いて

爪が外側にねじれ曲がってしまっている状態です。

多いのが薬指と小指で、ほとんどが両足に見られます。

10歳までの子供に多い症状です。

兄弟や姉妹、親子で同時にみられることもある（家族性）ので

遺伝も関与している可能性があると言われています。

似ている足指の状態で、成人にもよく見られる「寝指」があります

曲がった変形は少なく、指が横に寝ていることから「寝指」と表現されます。

外側荷重になりやすく、O脚や変形性膝関節症を生じやすくなるので注意が必要です。

【カーリートゥの原因】

原因は不明です。

先天性（生まれつきの骨格の問題）と後天性（生まれてから成長環境によって）

が考えられています。

実態として考えられる原因として考えられるのが筋肉バランスの問題

子どもの時期の成長途上に、筋肉のバランスが崩れて、生じていると考えらています。

〈他に考えられる要因〉

・内反膝（O脚）
・足関節（足首）のかたさ
・くつの不適合
・足裏が内側を向きやすい

【カーリートゥの症状】

基本的には”無症状”の事が多いです。

「歩き方がおかしい」や「成長障害」がでることもありません。

【カーリートゥの改善方法】

無症状（痛みや跛行がない）の場合には、そのまま経過観察になることがほとんどです。

子どもの骨や筋肉が成長過程で一時的にカーリートゥを生じている場合

成長とともに改善していくことが多いです。

まれに、内反小趾（ないはんしょうし）やクロートゥ（鉤爪趾）の変形

が生じてしまうことがあります。

成長障害や痛みを伴う場合には手術やテーピングが選択されることもあります。

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