内くるぶしの下や後ろまわりに謎の腫れや痛みを感じ
足首をひねったわけでもないのに不調を抱える方が増えています。
その原因の一つに、「後脛骨筋腱機能不全(PTTD)」が挙げられます。
今回はこの疾患を詳しくご紹介します。
【後脛骨筋の特徴】
後脛骨筋は足部を上に引っ張り上げ、内側縦アーチの形成に重要な役割を果たしています。
足首の動きにおいては底屈や内返しなどを担当し
立位でのバランスをサポートする大切な筋肉です。
【後脛骨筋腱機能不全とは?】
PTTDは後脛骨筋腱になんらかの器質的変化が生じ、筋の収縮が伝えられなくなる状態です。
これにより、足部の形状が変化し、内くるぶし周辺に腫れや痛みが現れます。
この疾患は中年以降の女性に多く見られますが、男性にも発症することがあります。
【症状と診断】
PTTDの初期症状は内くるぶしの後ろから下にかけての痛みと腫れです。
炎症を起こした後脛骨筋腱が
内くるぶしの物理的な刺激によって影響を受け
損傷が進行します。
診断にはレントゲンやMRIが用いられ、足部の形状や腱周囲の状態が確認されます。
【進行と影響】
進行すると、足部の形状が崩れ、内側縦アーチが減少して扁平足になることがあります。
足関節や膝、股関節にも影響が及び、様々な症状が現れる可能性があります。
【ステージ分け】
PTTDは進行度によってステージ分けされます。
初期の段階では痛みや腫れが見られますが
進行すると踵骨の変形や足部の形状に明らかな変化が生じます。
ステージによって治療法やアプローチが異なるため、早めの診断が重要です。
【まとめ】
足首周辺の不調や痛みを感じたら、PTTDが原因かもしれません。
この疾患は進行すると足部の形状に悪影響を及ぼし
他の関節にも影響を与える可能性があります。
正確な診断と早期の対処が大切です。不安を感じた場合は
専門の医療機関での診察をお勧めします。
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