最近、スポーツや山歩きをする方々の間で増えている問題があります。
それは足首の前側や足の甲にある「すじ」（腱）の痛みです。

この痛みの主な原因は、長母指伸筋腱や長趾伸筋腱という腱を使いすぎることによる炎症です。

これらの腱は足の指を反らせる作用や足首の背屈（つま先を持ち上げる動き）に関与しています。

つま先を持ち上げる動きはランニングや歩行、階段の昇り降りなどで頻繁に使われるため
これらの活動を行う人々にこの痛みが発生しやすい傾向があります。

この痛みの原因には、直接的な外力によるものや間接的な外力によるものがあります。

例えば、足をぶつけたり踏まれたりすること
合わない靴の使用、つま先立ちなどが挙げられます。

また、特に靴の問題も大きな要因です。

靴がきつすぎたりゆるすぎたりすると、足に負担がかかり炎症を引き起こす可能性があります。

症状としては、痛みや腫れ、熱感、足背部のむくみなどが現れます。

治療としては、休息や冷却、テーピング、消炎剤の使用が一般的です。

予後は良好で、炎症がおさまればほとんどの場合再発はありませんが

同じ条件で使い続ければ再発する可能性があります。

この痛みに悩む人々は、靴の選び方や歩行の仕方などを見直すことが重要です。

また、症状が出た場合は早めに適切な治療を受けることが大切です。

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