最近、スポーツや山歩きをする人々の間で増えているのが
足首の前側や足甲の「すじ」の痛みです。

この痛みの原因の多くは

長母指伸筋腱や長趾伸筋腱という「すじ」を使いすぎることによる炎症です。

長趾伸筋腱と長母指伸筋腱は、足の指を反らせる動作や足首の背屈
（つま先を持ち上げる動き）に関与しています。

特に、足指を反らせると腱が浮き出てきますが

親指につながるのが長母指伸筋腱で、他の四指につながるのが長趾伸筋腱です。

これらの腱は
直接的な外力（ぶつけたり、踏まれたり）や間接的な原因（歩行やランニングの繰り返し、つま先立ちなど）によって損傷や炎症を起こします。

特に、足首付近での腱の動きや靴の問題も要注意です。

症状としては、痛みや腫れ、熱感、足背部のむくみなどがあります。

痛みが出る部位を冷却することが有効であり、テーピングや適切な靴の選択も重要です。

治療の予後は良好であり、炎症がおさまれば再発はしにくいです。

靴や歩行の頻度や量を見直すことも大切です。

特に、足をよく使う人やハイヒールを履く人は注意が必要です。

しっかりとした対処法を行うことで、足の痛みを軽減し、快適な生活を送ることができます。

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