ウォーキングやランニング、長時間立っていると

内くるぶしの下や後が痛いと思ったことはありませんか？

捻挫(ねんざ)した覚えもなく、押すと痛かったり、少し腫れていたり、、、

これもしかすると『後脛骨筋腱炎（こうけいこつきんえん）』かもしれません。

そこで今回は、「内くるぶしの痛み」について紹介していきます。

後脛骨筋腱炎とは、内くるぶしの下や後ろが痛む状態で

捻挫などの外傷がなくても発生することがあります。

この痛みは後脛骨筋腱が摩耗や損傷を受けることによって引き起こされます。

後脛骨筋腱は足部の内側縦アーチを支える重要な役割を果たしており

ランニングや長時間の立ち姿勢などが原因で炎症を起こすことがあります。

初期症状は、つま先立ちや押すと痛みを感じることがあります。

進行すると立位や歩行時にも強い痛みが生じ、さらに腫れやむくみも現れることがあります。

この痛みの原因は、後脛骨筋が内側縦アーチの維持を担っており

その負荷が増すことで腱に摩擦が生じるためです。

特に中高年以上の女性や糖尿病患者は腱が傷つきやすい傾向があります。

また、関節リウマチや痛風発作などの疾患も後脛骨筋腱炎を引き起こす可能性があります。

治療や予防策としては、急性期には冷却と安静が重要です。

重症例では手術も必要となることがありますが

それ以外の場合は足関節装具やサポーター、インソールの使用が役立ちます。

さらに、後脛骨筋のストレッチやトレーニングを行うことで

痛みや変形を予防することができます。

痛みがある場合は整形外科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

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