足裏の親指付け根の痛みは、母趾（ぼし）種子骨障害の可能性があります。

種子骨は腱や靭帯の中にあり、腱の摩擦を軽減し、荷重を分散させる役割を果たしています。

母趾種子骨障害は

足裏の親指付け根部分にある種子骨自体やその周囲に損傷が生じる状態を指します。

この障害は、足のMTP関節の足裏側にある種子骨に大きな負荷がかかることで起こります。

特にスポーツやハイヒールのような足に負担のかかる状況でよく見られます。

また、足の指が甲側に反っていたり、外反母趾がある場合にも起こりやすいです。

症状は、圧痛や腫脹、熱感などが現れ、母趾を伸展させると疼痛が増大します。

また、種子骨骨折や腱や靭帯の損傷も起こります。

治療では、冷却と安静が必要であり、湿布や鎮痛消炎剤の使用が考えられます。

また、テーピングやパッドを使って足の親指の動きを制限し、負担を軽減します。

手術が必要な場合もありますが、基本的には保存療法が行われます。

予防策としては、適切な靴やインソールの使用や足底筋肉の鍛え方などが挙げられます。

足裏の筋肉を鍛えることで、足部が過剰に反らないようにすることが重要です。

母趾種子骨障害は、適切な対処が必要な疾患です。

早めの治療や予防策の実施が大切です。

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