足の親指のつけ根が痛くなった経験はありませんか？
その痛みの原因の一つに、「強剛母趾」という疾患があります。
今回は、強剛母趾について詳しく解説していきます。
強剛母趾とは、足の親指の付け根の関節が変形する疾患の一つです。
この病気では、親指が背屈するときに痛みが生じます。
特に、踏み返す動作をするときに後ろ脚になった親指が反り返るため
痛みを感じることがよくあります。
この病気の原因は、中高年の女性に多く見られます。
また、硬い靴やバレエのつま先立ち、偏平足や外反母趾などがリスク要因とされています。
強剛母趾の症状は、背屈時の痛みやMTP関節の背側に骨棘ができることが挙げられます。
治療方法としては、保存療法や手術があります。
保存療法では、炎症を抑える注射やテーピングなどが行われます。
手術では、骨棘の除去や関節の固定が行われることがあります。
予防や痛みの軽減には、インソールやテーピングの使用が有効です。
また、内側縦アーチの保持も重要です。
内側縦アーチが減少すると、足に不安定性が生じ、強剛母趾のリスクが高まります。
強剛母趾は足の健康を脅かす疾患の一つです。
足の親指のつけ根の痛みを感じたら、医師の診断を受けることをおすすめします。
正しい治療法や予防方法を知ることで、足の健康を守ることができます。
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